最近、世界中で物価高についてニュースで取り上げられています。タイでの物価の変動について調べてみました。
タイの消費者物価指数の推移
タイの食品
タイの平均年収(2022年)
参考ページ
タイの消費者物価指数の推移
タイは10年ほど前、日本の3分の1ほどの物価と言われていましたが、年々タイでも物価上昇しています。それでも現在もなお、家賃や光熱費、交通機関や食料品など、全体的に物価は日本よりも安く、2分の1ほどの感覚です。
●タイの消費者物価指数の推移
(インフレ率)
2013年 96.47%(2.19%)
2014年 98.30%(1.89%)
2015年 97.42%(-0.90%)
2016年 97.60%(0.19%)
2017年 98.25%(0.67%)
2018年 99.30%(1.07%)
2019年 100.00%(0.71%)
2020年 99.15%(-0.85%)
2021年 100.37%(1.23%)
2022年10月時点 106.72%(6.33%)
参考:世界経済のネタ帳
「タイの消費者物価指数の推移」
「日本の消費者物価指数の推移」
タイの食品
全体的には日本よりも安いものが多いですが、シャンプーや卵など日本の物価と変わらないようなものも増えています。輸入品など日本より2倍~3倍も高くなっているものもあるようです。(以下、1バーツ3.9円で計算)
商品名 | 値段(バーツ) | 値段(円) |
卵Mサイズ10個 | THB 59 | ¥230 |
卵Lサイズ10個 | THB 65 | ¥253 |
食パン | THB 21 | ¥82 |
サンドイッチ(カニカママヨ) | THB 14 | ¥55 |
スイカ(1キロ) | THB 28 | ¥109 |
タイみかん(1キロ) | THB 69 | ¥269 |
もも肉 ドラムスティック(1キロ) | THB 89 | ¥347 |
豚ミンチ(300g) | THB 78 | ¥304 |
水(1.5L)x6個 | THB 55 | ¥214 |
タイの平均年収(2022年)
タイ人の平均年収は30万〜40万バーツ(120〜150万円)ですが、仕事や地域で大きな収入の差があります。新卒の給料は月/1万〜6万マンバーツ(4万〜24万円)です。
タイの新卒給与が高い職業 *(Salary Guide 2022)
職業 | 給料(月) |
プログラマー(Programmer) | 25,000〜50,000バーツ |
マーケティング(日本語が話せる方) (Marketing Executive / Officer) | 35,000〜45,000バーツ |
Financial Controller (日本語が話せる方) | 35,000〜45,000 |
バーツプロジェクトコーディネーター(日本語が話せる方)(Project Coordinator) | 30,000~35,000バーツ |
ソフトウェアエンジニア (Software Engineer) | 25,000〜35,000バーツ |
資材調達(Procurement Officer) | 20,000〜30,000バーツ |
タイの新卒給与が2万以下職業*(Salary Guide 2022)
職業 | 給料(月) |
経理担当(Accounting Executive) | 18,000~19,000バーツ |
電話営業 (Telesales) | 10,000~12,000バーツ |
技術支援(IT Support) | 15,000~25,000 バーツ |
Technician | 15,000~22,000バーツ |
製造系、物流系
年代 | 役職 | 給料(月) |
20代前半 (新卒・または海外経験なし) | Junior | 5万バーツ |
20代後半〜30代前半 | Senior | 6〜8万バーツ |
30代後半〜40代前半 | Manager | 8〜15万バーツ |
40代後半〜 | Director | 10〜20万バーツ |
IT、広告系
年代 | 役職 | 給料(月) |
新卒(スキルなし) | Junior | 5万バーツ |
20代前半〜20代半ば | Senior | 6〜8万バーツ |
20代半ば〜20代後半 | Manager | 8〜15万バーツ |
30代後半〜 | Director | 10〜20万バーツ |
参考:
以上のように、全体的には日本に比べると今は物価は安いですが、今後のタイの物価の動向、トレンドには注目していきたいです。現地のタイ人とお仕事をする際には、給与にも配慮したいですね。
2022年11月22日
(参考ページ)
●【タイ現地レポート】完全開国も物価上昇、大麻は「解禁」されたのか?
(以下抜粋)ここ4か月の物価の上昇が顕著です。ガソリン価格は2年前と比べ2倍に上がり、スーパーの食品や屋台の食べ物なども20%程上がっています。(途中略)タイは10月1日から最低賃金が日額328~354バーツ(約1,279円~約1,381円、1バーツ=約3.9円)に上がりました。これは2020年1月以来です。(2022年11月22日 Travel Vision)
●タイの物価とは?本当に安い?物価上昇率やエリアによる物価の違い(2022年11月1日)
●タイの生活費はいくら? 家賃や食費、水道光熱費【2022年/バンコク・チョンブリ版】(2022-08-25)https://kamome.asia/contents/kamomebiz/33909.html
●タイの生活イメージ ー1ヶ月の生活費と物価の目安ー(2021/08/20時点)
(その他関連記事)
●「円安が変えた海外での働き方 タイの寿司店経営者の月収は日本時代の10倍、日本語で稼げる仕事も」2022年11月18日 小学館マネーポストWEB https://www.moneypost.jp/965692
●「タイ旅行で“円安”痛感『お値打ち感があるのはカップラーメン、日用品は日本と同じ価格』
2022年10月30日 日刊SPA! https://nikkan-spa.jp/1867911